2007年07月17日
CollectiveBrandはコレクティブストアに参加いただいている様々なブランドを紹介するコーナー。コレクティブストアはあらゆるカテゴリのブランドが集まるTシャツのマーケットプレイスだから、ブランドの存在は欠かせない。
ブランド選定にあたって、様々な企業やブランドをピックアップした中に真っ先に取り上げさせていただいたのが「キングジム」という「ブランド」である。
おそらく多くの皆さんにはすでにおなじみであろう「テプラ」という文具がある。 どこのオフィスでも必ず見かけるファイルの背ラベル。私たちが見ているこの背ラベルはほとんどの場合、キングジムのテプラの仕業だと思ってよい。テプラとはポータブルラベル印刷機である。弊社にもテプラプロSR616という製品があり、もう10年近く前に購入したものだが未だに現役で活躍している。10年前の製品なのでさすがに最新機種には敵わないが、それでも基本的なラベルプリンターとしての機能は十分で、限られた表現力の中でどこまで個性を出せるか、かえってトライしたくなってしまったりもする。 テプラの素晴らしい所は「単機能」である事。出来る事はただ一つ、「ラベル印刷」だ。 オフィスには様々な部署や人がいて、それぞれ様々な書類やメディアを抱えている。人間、テリトリー意識や独占欲が強いのか「この電卓は私のだ」「誰!私のボールペンを持っていったのは!」「このコップ、俺の愛用なのに、また誰か使ってるよ・・・」etc。 ・・・すると社長はきっと隅の方でこう思っているはずだ。 「全部会社のモノじゃ」。 と言っていると整理もつかないが、<Where>どこにあるべきなのか、<Who>誰が使うものなのか、<What>何が入っているかは、オフィス整理の基本である。
ラベルを貼る。
極めて単純な作業だが、もしテプラが世の中に無かったら?と考えてみよう。
PCでプリントアウトしたモノを貼るとしても、一体何で貼るのか?ノリやセロハンテープは劣化するので1年も経つと黄ばんで端からはがれていく。5年も経てばきっとポロッと取れてしまう。デザイン性は作る人によって様々になり見た目の統一感をとるのも難しいだろう。
テプラの魅力を冷静に考えると、一つの結論に辿り着く。
それは「シール」であること。
子どもの頃、シールをふすまや学習デスク、ノートにべたべた貼った経験は誰しも記憶にあることだろう。文房具屋さんには未だにファンシーシールなる七色に輝く摩訶不思議なシールシートが陳列されているし、一時期大人も子供も巻き込んで大ブームとなった「プリクラ」はまさにテプラの亜流進化系と言える。
我々は「シールを貼る」行為が大好きなのである。
一番身近な文字というメディアを使って、限られた機能(といってもかなり奥が深いが)の安心感の中でシールを作り、それを貼り、整理する。誰にでも出来て、楽しめる。
まさにこれが国民的エポックメイキングと言うべきモノではないだろうか?
テプラの活用法はこちらを参考にしてほしい。
→「テプラ」貼っててよかったclub(外部リンク)
※「テプラ」使い方ミュージアムを参照
キングジムは勿論テプラだけの会社ではない。 あなたが今オフィスにいるならちょっと周りを見渡してほしい。 きっと書類を整理するためのファイルがいくつか見えると思うが、背の上の部分に、黒ふちに青や赤、黄色の四角があれば、それはキングジム製のファイル「キングファイル」だ。特にパイプ式ファイルにおいてキングジムは売上高で日本一なのである。どうりでよく見かけるわけだ。
このパイプ式ファイルは非常に強固に出来ていて、マスプロダクトとして極めて優れたデザインだと感じる。このまま迷彩塗装を施せば、戦場でも使えるかのごとくだ。むしろ普通のコピー用紙を半端にファイリングするとコピー用紙の方が頼りなく見えてしまう程。ファイルの厚みの分だけガッツリとファイリングするのが正当な使い方だ。
キングジムが扱うファイルの種類は様々で、あらゆるシチュエーションやニーズに細かく対応した製品が沢山ラインナップされている。各社の総務部ではこれらをしっかりと把握して最適なファイルを利用する事がポイントアップにつながるのではないだろうか?
→キングファイルの詳細はこちら(外部リンク)
テジグは最近発売された次世代のファイルだ。ハンドホールドスタイルと呼ばれるこのファイルには「とじ具」が無いのである。つまり挟み込むだけなのだが、決して書類が脱落する事が無い様になっている。無論書類に穴をあけたり折れ目がつく心配もなく、A4サイズまでなら色鮮やかなオレフィン素材のボディがしっかり守ってくれるので鞄に入れていても安心な、とてもクールなプロダクトだ。勿論テプラとの相性は抜群で9mm幅のテープがぴったりと貼れるのだ。
→TEZIGの詳細はこちら(外部リンク)
会議で使う書類をまとめて置いて、そのまま会議に持っていく。書類を回覧したいとき。後でコピーする可能性が高い書類の原本をひとまとめにしておきたい。などオフィスでのニーズは非常に高いだろう。
カラーバリエーションは中身が見えないソリッドカラーが6色。内容を確認しやすい透明カラーが5色。
絶対に落としたくないプレゼンの企画書にはこのTEZIGを使う事をお奨めする。
このようにキングジム製品にはアイディアとユーモアが溢れている。勿論、質実剛健という文具の鉄則は十分にクリアした上のアイディアなので受け入れやすい。キングファイルのオフィシャルキャラクター「キングファイル君」の存在もユニークだ。
→キングファイル君のお部屋(外部リンク)
コレクティブストアではこのキングファイル君のオフィシャルTシャツを販売している。私も愛用しているが、女性には「かわいい〜」と評判の一枚だ。
フルカスタムOKなので、自分好みの様々なキングファイル君を彩ってみてはいかがだろうか?