2008年03月28日
新しい企画が生まれました。僕がTシャツをデザインして、それをこのサイトで販売する、しかも隔週で。というプロジェクト。なんとまぁシンプルかつハードな企画だこと。この企画で僕がデザインするTシャツのテーマは、以前コラムで扱っていた物と打って変わって「誰もが着たくなるTシャツ」。そこで僕は、日々のブログタイトル(外部リンク)にも使っている「映画」をフューチャーしたデザインをすることに致しました。今後ともお付き合い、よろしくお願い致します。
という訳で今回から始まったこの企画、しょっぱなだからと言って何を鼻息荒くしたんだか、いきなり二種類をご紹介。なんでしょう、こののっけから今後が危ぶまれるロケットスタート。ペース配分を全く考えていない小2の徒競走のようです。
まずは「CUT! OK.」のブランドロゴである「CLAPPER BOAD」が#00としてエントリー。そして#01はお気に入りの「MONSTER ARMY」。この「MONSTER ARMY」の目指した所は、ギャップの魅力。「バカやってるあいつが、突然真面目なことを言った」「眼鏡を取ったらすごくかわいかった」「いつもはワルの彼が、雨の中に捨てられた子犬を!」よくあるパターンではありながら、やっぱりみんなこういうのに弱い訳です。ところが、その逆もまた、いい知れぬ魅力、あるいは魔力があるようで。「パンダって肉も食う。しかも以外と獰猛」「クリオネって捕食するときグロい」「虫も殺さないような顔をしたあの子が、バイオハザードすっげぇ上手い」…こんな「ちょっと引きながら感心する感じ」が、このTシャツには込められている訳であります。聖なる夜に送られて来たかわいいペットの裏の顔。それが群れをなして巻き起こす惨劇。それを、ちょっと毒々しいカラーリングで、ポップ&キュートにデザインしてみました。ジャングルや森の中に潜むためのグリーンカモを始め、雪原や水辺に潜むブルーカモ、闇に潜むブラックカモ、多分フラミンゴの群れかなんかに潜むピンクカモ、すみれ畑以外なら同じTシャツ着てる奴の中に潜んでおけ、というパープルカモ…どれもハードなかわいさが魅力の仕上がり。女性にもぜひ着て頂きたい一品です。
商品の解説です。
♯00「CLAPPER BOARD」
まずは「CUT! OK.」の基本アイテムをご紹介。フロントにCLAPPER BOARD(=カチンコ)を大きく描いたブランドロゴのデザイン。「始まりも終わりも全てここから」というメッセージが込められており、Tシャツが全てのカジュアルの基本であることを指している。オーバーサイズでストリートを気取るもよし、タイトなサイズをフォーマルに合わせてもよし、の使い勝手がいいベーシックな一枚。とりあえず、ここから。
♯01「MONSTER ARMY」
クリスマスに現れる、恐くてキュートなモンスターをモチーフにした渾身の一作。シリーズがたった2作しか製作されていないながら、20年近く経った今もなお愛され続けているキャラクターの「ダークサイド」をシルエットでイラスト化し、レイアウト。モンスターの群れが軍隊さながらに徒党を組んで、街で大暴れする映画のクライマックスからヒントを得て、カモフラ柄にデザインしたポップなビジュアル。映画に登場した「絶対に守らなくてはならないルール」は、このTシャツには当てはまらないのでご安心を。「光に当てても大丈夫」「水をかけても濡らしてもOK」「午前12時過ぎの食べ物は…サイズが合わなくならない程度までご自由に」
浅沼晋太郎オフィシャルブログ『ニュー・シネマ・パラダイス』
脚本家・演出家・俳優・声優の浅沼晋太郎が映画のタイトルを元に日々を綴る日記、コラムを展開するブログです。
浅沼晋太郎(あさぬま・しんたろう)
舞台、テレビ・映画、ラジオなどのシナリオライター、演出家。
俳優・声優としても活躍中。2007年、アミューズメントユニット「bpm」を結成。